Application Tips – GMAT (Sentence Correction編)

Application Tips – GMAT (Sentence Correction編)

GMATについての問い合わせをよく受けるので、以前書きかけたままドラフトに眠っていた記事を完成させました。

元々GMATについてはとても苦労したので沢山Tipsを書くつもりだったものの、何だかんだスコアメイクが終わってからもう2年も経っており徐々に辛かった記憶が薄れていっています…。
なので色々と思いだしながらにはなりますが、少しでも参考になれば…!

SCとは…?

Sentence Correction(通称”SC”)とは、5つのSentenceのうち、最も適切な文法を基に書かれているSentenceを選ぶ、という科目。

SCは、GMATのVerbal Sectionにおける、最も問題数の多い科目だ。

しかし、問題数は多いものの、1問あたりに読まなければいけない文の量自体は少なく、Verbal Sectionの中でも、慣れれば最も高速で解ける科目でもある。

文の意味もシンプルな上、別に理解しなくても解けるので、日本人をはじめとしたInternational生にとっては、得点源になる(というか、しないといけない)!

帰国子女こそ気をつけろ!

自分もそうなのだが、「まあ、大体感覚で分かるっしょ!」と思っていたSCだが、全くもって分からない!!!

いやぁ、これがもうびっくりするぐらい分からない。

勉強を始めた当初は5択なのにも関わらず、正答率は15%程度でした。
何なら勉強を始めたら逆に正答率が下がりました。

それもそのはず!

アメリカの小学校では文法なんてほとんど学んだ記憶がない。
我々が日本語を覚えるのと同じように、何となく生活していく上で、文法を学んでいくのだ。
RCはさておき、SCは、日本の教育システムで学んだ人の方が遥かに有利な科目だろう。

ちなみに僕のSCのスタート地点を共有すると、「副詞」が何なのか分からなかった。

帰国子女全員がこんな水準ではないだろうけど、帰国子女は何となく解けるTOEFLと違って、意外にもVerbalで落とし穴があることは覚えておくべきだろう。

インプットはYES!

SCと言えば、「Yoshii English School(通称”YES”)」と多くのMBA生が言うと思う。

「スクール」と言っても、吉井先生という謎にマッチョなおじいちゃんが御徒町のボロアパートの一室で教えてるだけなんですけどね。

僕自身も留学に向けて少しでも節約したかった為、なるべく塾に通うことは避けようと思っていたが、YESにだけは通った。(SCコース32回[24回+8回追加]+文法コース)

結果から言うと、YESを選んで大正解だったと思うし、ほとんどの人にオススメできる!

HPは流石に作り直した方が良いと思うのだが…。(http://www.yes-05.com/)

YESのメリット

1. ブレない解法

「ブレない」とは何か?

GMAT全般に言えることだが、公式の解答であったとしても、イマイチ納得いかないことが多々ある

そんな中、対処療法的に、正解から逆算された解法が世の中に多く出回っている。(特に某有名留学支援塾の講義・教材…)
一見すると、このような解法は分かりやすく、すぐにSCを覚えた気にさせてくれるのだが、実際にその解法を用いて他の問題を解いてみると、正解なこともあれば、不正解なこともある。

こうした解法の問題は、正答率60%程度に達した段階で、完全に頭打ちになってしまう点だ。

60程度の正答率で良いのであれば、それで全く問題ないのだが、如何せんGMATで720点以上を目指そうと思うと、SCの正答率は80%以上は欲しいところ。
変に最初に点数がグッと伸びたことから、同じように勉強を続けてしまうのだが、如何せん何回勉強しても、大体中の上ぐらいの点数で収まってしまい、得点源にならないケースが多い。

その点、YESでは徹底的に一貫した解法を教えてくれるので、どの問題であっても、ロジカルに確実に正解まで辿り着ける。

が!

兎にも角にも覚えることが多い…。

様々な法則や、文法の使い方を教えてくれるのだが、相当な量を暗記しないと正解に辿り着けない
そういうスタイルなので、通い始めてから正答率が落ちる時期もあったぐらいだ。

ただ、ちゃんとやることをやれば、確実に80%以上を取れるようになるスタイルだと思うので、根気強い人には特にオススメできる。

2. 対面形式の授業

これはデメリットにもなり得るのだが、自分の場合は、対面形式の授業であることが結果的にとても良かった。(そもそも教室が御徒町という絶妙にアクセスの悪いエリアにあるので、通学可能圏内にいる人も限られているとは思うが)

海外のサービスも含めて、色々とオンライン形式の授業も試してみたが、他のVerbalの科目に比べて、「何故これが正解なのか」というのが分かりにくい為、適宜細かい点まで質問しやすい対面授業スタイルはとても助かった。

オンラインでも質問はできる授業は多いものの、やはり先生がこちらの表情まで読みつつ、授業の濃淡をアドリブで決められるのは対面が故だと思う。

また、大体各セッションに5名~15名ほどの受講生がいて、理解度バラバラなので、他の人の質問や疑問が自分にとって復讐になったりと、授業を受けているだけで反復練習になる

受講当時はそこまで絡みがなかったものの、結果としてYESで会った留学同期たちとはとても仲良くなり、今では毎日何かと連絡を取り合っているぐらいなので、そのような友人に出会えたのもYESのおかげな気がする。
GMATを勉強しているような段階では、留学準備は個人プレーなものの、GMAT後のエッセーやインタビューは何かと留学同同士で壁打ちしたり、練習し合ったりすることがとても助かったので、意外に重要。

3. 安い

正確な数字は覚えていないものの、他の対面形式の塾と比べても、割安な価格設定だと思う。

SCコースに入る前に受講することを推奨されている文法コース(僕も事前受講をオススメする)は5回授業で、5万円程度だったと思う。
かつ、2カ月以内であれば、何回でもリピートして良いので、僕は全5回のコースに2回ずつ通った。

何かとお金がかかるMBA受験だが、自分は塾をYESだけで済ますことにより、費用が膨れ上がらなくて済んだと思う。

YESのデメリット

1. 死ぬほど復讐しないと伸びない

上記でも若干触れたが、解法自体はとても一貫性があり、強力なのだが、覚えなければいけない法則があまりに多い(笑)。

ちなみに下記スコアが文法コース(2周回)+SCコース24回受講後に受験したGMATのスコアだ。

40パーセンタイル、つまり下位40%水準ということだ…。勿論、こんな水準ではどんなにQuantで満点を取っても、合計700点越えは難しい。

4カ月ほどGMATを勉強して挑んだ初回受験だったので、復習をしていなかった訳では全くないのだが、まだまだ回数が少なかったのだと思う。

これを反省して取り入れた後述する勉強法で2回目は下記の通り、96パーセンタイルまでスコアが伸びた。

2. 英語を一から学び直す覚悟がないと伸びない

YESは「とても良かった!」と言う人と、「全く合わなかった…」と言う人で二極化する。

フィットしない人は感覚値で10%程度だとは思うが、如何せんYESに在籍していた期間は結構長かった(一度受講し終え、復習フェーズを終えた後に、8回分の講座を追加購入した)ので、ある程度その傾向が分かってきた。

恐らく、「合わない」人というのは、どうしても感覚で英語を読んでしまう癖から抜け出せない人だろう。
ここで言う「感覚」は、「これが名詞で、これが動詞で、ここがここを修飾しているな…」とロジックを積み上げることをせずに、何となく読んでしまうことを指す。

自分もこういうタイプだったが、こういった人は、自分の今までの英語を一旦捨てて、吉井ロジックで一から英語を覚え直す必要がある。
どうしても帰国子女はこのパターンに陥りやすいが、純ジャパでも暗記が苦手な人や細かい勉強の積み上げが苦手な人は、YESが合わない可能性が高い気がしている。

受験勉強が得意だったような人はフィットするだろう。

アウトプットは周回に限る

これは自分の最大の失敗だったが、取り合えずドンドン新しい問題を解こうと、週に2~3回程度授業を入れていた。(1授業あたり、25問程度の問題セットを解くシステムになっている)

10回目ぐらいまでは、「まだ始めたばかりだし仕方ない!」と思っていたが、15回目ぐらいになって、徐々に色々なことを覚えてきているはずなのに、正答率が伸び悩んでいた。

勿論復習もしていたが、あまり伸びないまま、最初に購入した24回授業を取り終えてしまった。

その後は、OG、Manhattan GMAT, GMATclubの問題等を解いて本番に臨み、撃沈。

結局、色んな問題を解いて、間違えて、その場では正解を学んだものの、十分に基礎が出来上がっていないことに気づいた。
つまり、対処療法的・虫穴的に正解を覚えたものの、YESで学んでいるはずのすべてをカバー出来る法則をちゃんと理解していなかったのだ。

以降は、YESで貰う教材のみに絞って、周回することにした。
しかし、ただ周回するだけではなく、下記の点を意識した。

  1. 正解以外の選択肢が、何故不正解なのかを論理的に説明しつつ解く
  2. タイマーを使いながら解く
  3. 25問全て一気に解く
  4. Excelで自分のミスの原因と傾向をモニタリング

正解以外の選択肢が、何故不正解なのかを論理的に説明しつつ解く

当たり前だと思う人がほとんどだとは思うが、如何に適当にならず論理的に(自分の中で)説明することを徹底するかが鍵になってくる。
何なら、GMAT準備終盤はカフェで独り言を言いながら勉強していたかもしれない…。

当然のように思える勉強法だが、意外にこれを徹底するのは難しい。
様々な法則や基礎を理解していないと、瞬時に「〇〇だから違う」と言い切れない。
大体の場合が、2~3択まで絞れて、それ以降は勘で決めてしまう。

目安としては、25問程度の問題セットで、23問程度をロジックで正解まで辿り着くことができれば、ほぼ完成形だろう。
ただ、注意しなければいけないのは、「多分これかな…」で選び、結果正解でしたでは意味がなく、明確に「これは確実に正解」が9割程度、「これは分からない」が1割程度まで辿り着くことだるう。(「これは分からない」系の問題でもまぐれで当たるので、ここまで行ければ正答率9割は超える)

タイマーを使う

僕はGMATtoolkitというiPhoneやiPadで利用できるアプリのカスタムタイマーを利用して勉強していた。
これがめちゃくちゃ優れもので、活用法は色々あるのですが、まあそれは後日書きます(笑)。

基本的に、1問あたりの所要時間・1セットあたりの所要時間の両方を管理した。

結局、SCはVerbalの中で唯一高速で解ける問題なので、ここで時間を稼いで、RCやCRで使う戦法がスタンダード。
その為には、どんな問題が来ても、1~2分以内に解けるようにしなければならない。
とはいえ、勉強を始めた当初は2分以内に解ける訳がないのだが、スコアを向上させるためには、コンテンツ×スピードの両軸を伸ばすことが重要
僕は初回GMATまでは、コンテンツの部分しか気にしていなかったが、それだけでは結局本番の正答率は伸び悩むし、いくら正解したといっても時間がかかってしまうと、他の科目に悪影響を与えてしまう。

25問全て一気に解く

上記と繋がっている話だが、勿論問題によっても難易度の差はあるので、10秒で解けるものもあれば、2分以上かかってしまう問題もある。
その難易度が異なる中で、どのように時間配分していくか、というのも重要なテクニックなので、1問ずつに正解・不正解を確認し、勉強するのではなく、なるべくセット毎に解き、その合計時間も管理しておくと良い。

YESで配布される問題セットは25問程度だが、自分で適当な問題を解く際にも、10問でも20問でも、セットを決めて一気に解くのが良いだろう。

初回のGMAT受験で失敗して気づいたが、GMATを突破する上でコンテンツと同程度に重要なのはペースなので、勉強時からそのペースを意識するのはとても重要。

Excelで自分のミスの原因と傾向をモニタリング

これはGMATチャレンジ終盤になって導入した仕組みだが、最初からやっておけば良かったと死ぬほど後悔した…。

YESで配布された問題セット毎に下記のようなシートを作り、自分が間違えた問題、そのときに選択した選択肢、その問題が「重要問題(YESで難しいとされている問題)」だったかどうか、間違えた理由は何か、そして解答した日付を記録していた。
(自分が利用していたExcelには、下記のようなシートが30何枚ある)

更に、それを集計したシートを作成し、問題セット毎に最後に解いた日にちから経過した日数と、解いた回数毎の不正回数を可視化し、どの問題セットを復習するかを毎日決めていた。
(あまりに直近に解いたものだと覚えてしまっているので)

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