日本で働く、ということ。

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MBA留学に来ている人のほとんどが、卒業後はアメリカで働くことを想定している。

基本、Domestic studentはアメリカで働く以外の選択肢は検討すらしていない人がほとんどだし、International studentは、そもそもアメリカで就職する為に留学している人がほとんどだ。

そういえば日本に帰国する前に、ベネズエラ人の友人と、今後のキャリアについて話していた。
彼女はベネズエラ人だが、キャリアのほとんどはブラジルで過ごしており、しかも英語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語の4言語を流暢に話せる。

International student同士、自分たちの国をよりよくしたい、ということについて盛り上がった。
しかし、彼女は、ベネズエラの為に何かしたいと想いは持ちつつも、Post-MBAはアメリカないしはヨーロッパで働くつもりだ、と言う。

「自分の国は大好きだけど、キャリアを追求できるような面白い仕事がないんだよ。」

「あまりに国として不安定で、長期的なキャリアを想定できないんだよね。」

「みんなを連れいていきたい気持ちは山々だけど、今は危なすぎて連れていけないんだ。」

分かっていたことではあるが、やはり、日本という国は恵まれている

ちゃんと人並みに生活できる給料と面白さを両立できる仕事はいくらでもある。
公費でのタクシー通勤だの政治家の不倫だの、世間を騒がせる話題は絶えないが、それがどこまで一人ひとりの生活に影響を与えているのかと言えば、限定的だろう。
自民党が政権を握っていようが、立憲民主党が政権を奪おうが、それだけで次の日から仕事が急になくなる人がほとんどいないだろう。
ほとんどのビジネススクールは「Japan Trek」として、毎年百人規模で日本を訪れるぐらい、人気かつ安全な国だ。

そう、彼女の悩みの大半は、自分の場合、特に考えなくても何とかなることなのだな、と再認識した。

僕はフルブライト奨学金を受給している関係で、卒業後は(原則として)2年間日本にいなければならない為、「どこで働くか」がそもそも変数になり得ない為、あくまで「何がしたいか」だけを考えていれば良い。

卒業後、そのままアメリカに残ることができないのは残念な一方で、「母国に戻る」ということによって、自分が被るデメリットは、ほとんどないに等しい。
幸い、日本でやりたいことはあるし、国家としてもある程度安定しているし、何より安全だ。

残り1年間、気にしないといけないことが他のクラスメートより少なくて済む分、その浮いたリソースは全て「何をしたいか」ということに注がなければいけないな、と思う。

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