Application Tips – GMAT(Enhanced Score Report編)

Application Tips – GMAT(Enhanced Score Report編)

2018年7月10日、GMATのEnhanced Score Report(ESR)がアップデートされました。

良いタイミングなので、Enhanced Score Reportの概要及びその活用方法について書いてみようと思う。
(肝心のGMAT本編はまだ書けていないのにも関わらず…)

Enhanced Score Reportとは?

MBA受験生の宿敵GMAT。

ほとんどの人が通る道だと思うが、何かと不透明な試験。

「よっしゃ、今回は完璧や!!」と思ったら点数が伸びなかったり、その逆もあったりと、取り敢えず手応えがない。

しかし、何と3,000円程払えば、自分が受験したGMATの結果が科目毎・時間毎に見えるようになるのです!(正確には$24.95だったが、今回のアップデート以降$30に値上げ)

「こんな守銭奴に1円たりとも払ってたまるか!!!」と心の中で叫びつつも、ノータイムでカード決済している自分が嫌になる、そんなESR。

通常のScore Reportとの違い

通常のScore Report

GMAT受験後、直後に交付されるScore Reportがこちら。

合計点数及びパーセンタイル、そしてそのうちのVerbalとQuantitativeの内訳が分かるぐらいで、
十分なスコアが出た場合は良いが、今後も受験しなければいけない水準の場合は、ほとんど参考にならない!

Enhanced Score Report

一方で、課金すれば貰えるESRの一部が下記の通り。

Overview(1ページ目)

Overviewは元々配布されているScore Reportとほとんど変わらず。(各問題の所要時間が分かる程度)

Verbal(3ページ~5ページ)

3ページ目以降の科目別詳細がESRを購入するメリットでしょう。

Verbalであれば、CR/RC/SCの科目毎のパーセンタイル及びその内訳である正答率・難易度・所要時間が分かる
また、Verbalの全問題数(受験当時は41問、今は短縮されて36問)をQuarter毎に分けた中での正答率・所要時間も分かるようになっている。

Quant(7ページ~9ページ)

個人的にはGMATは手応えと実際のスコアがなかなか一致しにくいので、効率的に勉強を進める為にはこの明細が本当に有難かった!
「ってかこのぐらい無料で開示しろや!!」と思ったが…。MBA受験生はいいカモです。

初回受験は、そもそも自分が想定していたより遥かにスコアが悪かったが、実際に解けていなかった科目も自分の手応えとは異なっていたので、ESRを買わずに勉強を進めていたら2回目で受験を終えるのは難しかっただろうと思う。

アップデートの変更点

ちなみに今回のアップデート後、ESRではVerbalとQuantitativeの科目別パフォーマンスがより詳細な内訳で見れるようになった。
例えば、Critical Reasoningであれば、その中で更に”Analysis/Critique”や”Construction/Plan”に分類されることになった。
QuantitativeはProblem SolvingとData Sufficiencyで分けることなく、”Geometry”や”Rates/Ratio/Percent”のように、単元ごとに分類されている。

しかし、特にVerbalについては、肝心の各項目の定義や算出方法については明かされていないので、そこまで便利になった印象はない。
Sentence Correctionの”Grammer”はまだしも、”Communication”って何?!
(Reading Comprehensionに限って言えば、”Identify Inferred Idea”と”Identify Stated Idea”のコンセプトの違いが分かりやすいが)

あと、これはどうでもいいプチ変更だが、グラフの色が毒々しいピンク色から紫色に変わっている笑


アップデート前の配色


アップデート後の配色

実際のESR活用法

弱点科目の確認

まず、当然だが、どの科目が足を引っ張っているのかを明確にしなければいけない。

実際に、自分の場合は、受験直後はRCとCRの出来が悪かったと思っていた。
しかし、実際のESRが届くと、RCは想定以上に悪く、実はCRではなく、SCが酷かったことが分かった…。

Quantも模試では1回も50を切ったことがなかったので、あまりの出来の悪さに驚愕した。

Verbal

Quant

少なくとも平均レベルのReading能力があると思っていたので、この34%にはかなり凹んだが、
それよりも凹んだのは、SCの40%…。

GMATを勉強し始めた当初は4月に初回受験を予定していたが、あまりにSCが苦手だった為、
2ヶ月延期して、ちゃんとYESの授業をすべて取り終えて、復習も徹底的にこなしてから挑んだのにも関わらずこの惨劇…。

GMATのスコアメイキングは早く終わらせなければならない(というか勉強し続けたくない)ので、大体の人が次回受験を1ヶ月~1.5ヶ月先に設定すると思う。
自分も6月が初回受験だった為、1ヶ月毎に受験したとしても、ワーストケースで10月で最後の5回目を受験するスケジュールだった為、2回目受験は7月と決めていた。

と、なると勉強するにしても、限られた時間をどのように効率的に配分するかを決めなければいけない…。

この悲惨な状況を受け、Quant及びCRは完全に放置し、SCとRCに注力することにした。
(Quantも目標点数には届いていなかったが、放置した理由は後述)

Quarter別所要時間・正答率を確認

次に確認するのが、ペース

今振り返ると、GMATのスコアメイクのうち半分ぐらいはちゃんとしたペースで解けるかどうかだと思う
解いてる問題自体が難しい訳ではなく、与えられてる回答時間があまりに短いこと・問題数が多いことがネックだろう。

Verbal

一目瞭然だが、1st Quarterは各問題1:30しかかけておらず、飛ばしすぎている。
受験当時、Verbalは所要時間75分で41問だったので、1分50秒程かけられる計算になる。(今は65分で36問だが、1問あたりの時間は殆ど変わらない)

勿論、比較的時間のかかるRCがどのタイミングで出現するかによって、Quarter毎の平均所要時間も変動するが、上記の初回受験時は1st QuarterにRCが出現したと記憶しているので、それを考慮すると明らかに飛ばしすぎている。

実際の会場の雰囲気であったり、「1回で終わらせたい!!」という気持ちが強く、かなり焦ってしまったのを覚えている。

また、実際の点数計算アルゴリズムは不明だが、1st Quarterの正答率はその後の難易度設定に大きく効いてくる為、ここの正答率はとても重要だと言われているし、公式の模試を解いている中で自分もそう思った。

しかし、1st Quarterを飛ばしすぎてしまったが故に、正答率が芳しくなかった。(本来は、ノーミスに近い水準でいきたいところ)

下記の難易度を見てみると、1st Quarterの問題は難易度の高い問題をことごとく間違えていることが分かる。
焦らずにやることが大事だった。

その後は、焦ったが故に不正解している実感もあり、時間をかけはじめたものの、ミスを連発。
しかし、2nd Quarterは逆に時間をかけすぎてしまった結果、後半に割ける時間が少なくなってしまい、残りのRCは読み飛ばしてランダムクリックする羽目に。

Verbalについては、あまりペースにとらわれすぎず、徹底的に復習をすることによってそもそもの回答能力を底上げすることが課題だと感じた。

Quant

Quantは日本人であれば最低でも50を取りたいところだが、まさかの49…。

Quantは、受験当時75分で37問だったので、1問あたり2分かけられる計算になる(※2018年から62分で31問に変更)。

1st Quarterは全問正解かつ平均所要時間が1分半と調子が良かったが、「このペースを維持しなければいけない!!」という謎の危機感に追われ、難易度が上がっているのにも関わらず、同じペースで進めようとしまった結果、解ききっていないのにも関わらず次の問題に進んだことを覚えている。
「流石に飛ばしすぎたな…」と気づいたのが2nd Quarter半ばで、そこからはじっくり解き始めたが、十分には挽回出来ず49でフィニッシュ。

下記の通り、3rd Quarter/4th Quarterでのミスは、難易度が高い問題なので、50を目指す上では問題はないだろう。やはり2nd Quarterが悔やまれる…。

Quantについては、伸びしろはInputではなく、ペースづくりなどのOutputだと判断した為、あまり個別に勉強時間は割かないことを決めた。
その代わり、全科目の模試(GMATPrepやMGMATのCAT)を受ける回数を増やし、ペースづくりを意識した。

科目別所要時間を確認

最後に、Verbal及びQuantの各科目の中で、明らかに時間がかかりすぎている科目があるかをチェックする。

Verbal

正答率はさておき、最終的な出来上がりの所要時間は、大体目指していた水準から大きく外れていなかったと思う。

しかし、実際のところ、RCはかなりの問題数をランダムクリックしてこの結果なので、ちゃんと解こうとした問題については時間をかけすぎていることが分かる

戦略としてRCを1題ランダムクリックにして、その時間を他の問題に割く人も多いが、全て解こうとするのであれば、SCは1分~1分半程度で片付けてRCに時間を回したいところ。

CRはコンサルの入社試験でも問われるので、苦手意識なく取り組めた。

Quant

Quantについては、勉強していた当時はここまで振り返った記憶がないが、今見返してみるとData Sufficiencyが酷い…笑

出題形式にまだ慣れていないところがあり、慎重になりすぎていたのだと思う。
本来であれば、数字としてExactな「答え」を出さなくて良いData Sufficiencyの方が、Problem Solvingより早く解けるはず。(実際に、2回目はそのような傾向になった。)

まとめ

サッサと本番のGMATを受験してしまおう!

実際に受験してみて思ったのは、初回受験をビビって、じっくり勉強してから受験するのは効率が良くないということ。

ある程度Inputして、GMATPrepを2回程度解いたタイミングで初回受験し、その結果のESRを見てから、勉強プランを軌道修正するのがベストだと思う。
自分は2月に勉強を始め、初回受験は6月だったが、3ヶ月程度勉強してからサクッと受けてしまえばよかったなと思う。

科目別の結果を見てみると、自分の手応えと実際の結果が結構違うことも分かるし、本番特有のプレッシャーやその中でのペースづくりの重要性を肌で感じることが、その後の勉強の効率を更に向上させてくれるはず!

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